服のデザインを考える時は、通常紙に鉛筆などを使ってイラストを描くのが多いと思います。しかし最近では、パソコンを使って立体的にアイデアを具体化するテクノロジーも出てきています。
そのような最新技術を使うことによって、ファッションの可能性を拡げることができますが、その例を見てみましょう。
3Dプリンターで服の作成?
服をつくるのにプリンターが使えるようになる時代が来る、という人がいます。もう少し具体的に言うと、服を購入するのに店には行かずに、パソコンでデータをダウンロードして3Dプリンターで「印刷する」ことができる未来が来る、という意見があります。
3Dプリンターと言えば、合成樹脂などを使ったいろいろなパーツを制作するマシンのことですが、あるデザイナーはこの技術を、将来服の作成に応用できるとしています。服に適した素材を使った、手触りの良い布が作れるようになると期待しています。
確かにこうした技術がさらに進歩し普及すれば、自分の家で服を作成すると言う夢のような事が実現します。このように、3Dとファッションデザインとの間には、近年興味深い相互関係が生まれています。
デザインを簡単に3Dにおこすソフトもある
服を実際に機械でプリントする技術はまだ現実的ではないとしても、アイデアを3Dにしてイメージしやすくする技術はすでに普及しています。例えばMarvelous Designer(マーベラスデザイナー)などのソフトが有名です。
3DCGを使ったソフトですが、パソコン上で服のデザインを簡単に作成することが可能です。これによって、2二元のイラストだけでは足りないインスピレーションが生まれやすくなります。ソフトも数万円で手に入れることができるので、デザインの勉強をもっと効率的にしたい人にもオススメです。
ファッションデザイン資格を目指してさらに実力をつける
ファッションは生き物のように常に流動的にトレンドが変わります。そのため、ファッションデザイン力を伸ばすには日々の学習が欠かせません。専門学校で学ぶにしても通信講座を使って自宅で気軽に学ぶにしても、多くのファッション用語やアイテムの特徴や使い方を覚える必要があります。
もしデザインにもっと長けたいのであれば、ファッション関連の資格取得を目指してみましょう。具体的な目標を立てることでよりモチベーションがあがりますし、取得に必要な知識を体系的に学習することで実力がつきます。
まとめ
3D技術はファッション業界に新たな可能性をもたらし始めています。3Dソフトに挑戦して自分のデザインを積極的に具現化していくようにしましょう。
また同時にファッション関連資格の取得にチャレンジするなどして、知識をさらに高める工夫もしてみましょう。